明日は明日の風が吹く

気を取り直してケ・セラセラである。
ケサランパサランは語感は似ているがフランス語ではない。毛玉のような生き物のことだ。餌はおしろいで穴を開けた桐の箱に入れて育てると、幸運に恵まれると謂われている。だが、あまり人には持ってることを言わんほうが好い。それに桐の箱を開けて中を見るのは、年に二回ぐらいにしといたほうが善いそうだ。詳しくはコチラ。「捕獲したものがけさらんぱさらんなのかダウンジャケットの中身なのか、それは私たちの永遠の命題」らしい。
しかし、菌類なのか昆虫なのか植物の種子なのか判らんが、見た目で植物か動物か、はたまた生物なのかただの物体なのか分類できないものというのは、なんだか現実をひっくりかえされるような心持にさせる。それだけ狭い現実に生きてるってことだろうが。
大きくなったり自己増殖するもの、雌雄が揃って初めて生殖できるでもいいが、そういう活動が観察できると“生きている”と判断してしまいそうだが、よく考えれば石だって育つんだよな。
生きてるってなあに?


‥‥いかん、ケ・セラセラなんだった。