販促でもなんでもいいけど

あれ、バレンタインになっちゃったか。まだ先だと油断していたのに。
先日来同居人の元気がなかったため、バレンタインの先渡しということにしてシャツをプレゼントした。しかしそれからちょっと間が開いてしまったので、今日は五百円のでもいいからチョコレートを買って帰らねば奴はガッカリするのであろうな。
私自身は誕生日をすっ飛ばされてもあまり気にしないのだがな。言葉ぐらいは貰ってもいいかとも思うが、心づくしのなんたらかんたらなどいらん。事実もうここ何年もなかったことにされているし、それについて今のところ特に不満はない。現実的に金を稼いでいない人にモノを貰えると期待するほど夢見がちではないしな。ふん、自分の楽しみなど自分で作るわ。*1


バレンタインというのは迷信や占いと近いものがある。
行事だからやらないとちょっと寂しい。世間の波に乗らなくたって別にどうってこともないんだが、やっぱり気になるよね、気になるからやっちゃおうか、どうせやるなら物事は積極的に楽しんだほうがいいよね、という程度のものなんだろう。
これは縁起が悪いとか前世なんて信じてないけど言われるとなんとなく気になるというのと、とてもよく似ていると思うのだ。


それにしてもしかし、どうしてなんでもかんでも嬉しくなくちゃいけないのか、そこんところがよく判らない。なんだろう、非の打ち所がないほど清廉潔白でどこにも影など落ちようもなくケのないハレだけの人生じゃなくちゃ厭だとでもいうのか。
それこそ神をも畏れぬ傲岸不遜というものじゃあないのかね。

*1:こんな女に誰がした。