話の流れで他人にオススメできる少女マンガってなんだろう、とつらつら考えていたのだが、熟考しすぎて二週間も経ってしまった。その間に人気ブログTさんで同じようなテーマのエントリがあがったりして、おお、シンクロニティ!‥‥とは思わなかったが、なんだ、あっちを読んでもらえばいいじゃないか、とは微かに思った。
ただ、面白いマンガを考え始めると、アレもコレもとなってしまって収拾がつかないのだが、他所様で有名どころはほぼ網羅されているようなので、じゃあ、ひとつだけコレというのを挙げよと言われたら何かな、と考えた。もう考えに考えた末、結局コレに落ち着いた。
- 作者: 庄司陽子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/12/05
- メディア: 文庫
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はいからさんでもポーの一族でも綿の国星でもベルばらでもキャンディでも日出処の天子でも、生き残っているのは間違いなく面白い。ただ、なんちゅーかな、ファンタジーでもなく、ただの恋愛モノでもなく、歴史モノでもスポ根でもない。耽美でも雰囲気に溺れるでも設定に頼るでもなく*1、人間を描く成長物語の王道なんじゃないかと思うのだ。
今回のクールでドラマを放送しているようだが、教師編は読んでないのでよく判らない。
普通にマンガを読める人なら、まず、間違いない。オススメできる。
もっとも、趣味を問わずではなく、私自身が今までで一番印象に残っているマンガは、敢えて一番といえば、と問われればコレだが。
- 作者: 吉野朔実
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/01
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私がマンガを読んだピークは十年以上前で、最近の新しいマンガは雑誌もチェックしていないのでほとんど判らない。知り合いに薦められてつまみ食いするばかりだ。
*1:それはそれで嫌いじゃないが。