仙台行

ほぼ一年ぶりの帰郷である。が、何を見てもなんの感慨も浮かばない。全然久しぶりな感じがしないんである。
昨日の続きのように勝手知ったる交通機関を乗り継ぎ、見飽きた裏道をぶらぶらと歩き、疲れたら普通に馴染みのコーヒーショップに寄ったりする。
着いたその日に友人宅で行き倒れ、そのまま大荷物をかかえて次の日は歯医者に行き、美容院にまわったら、もう二日目の夕方である。三日間しかいないのに、実家に行くはずが未だに辿り着いていないのはどういうことだ。といぶかしみつつ、まだタリーズでひとりダラダラしている。
まあ、いいか。コーヒーは美味いしな。お土産は何にしようかな。