読了:「幼年期の終わり」(アーサー・C・クラーク)

幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))

幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))

人類が宇宙へ進出しようとしたちょうどそのとき、大宇宙船団が飛来して段違いの科学力を見せつけた。
しかし宇宙から来た者たちは侵略しようとするでもなく、時間をかけ平和裏に地球の秩序を整えていく。かくして地球人類は史上初めての黄金期を享受することになる。
だが、宇宙からやってきた施政者の意図は最後まで謎に包まれたままだった。
あまりに有名な名作だが、初読である。
実は新幹線に乗るのに、自宅から積読本を持っていこうと思っていたのに忘れて(歯ブラシも忘れた)、慌てて東京駅で文庫を二冊買い込んだのだった。
実家にあった本を改めて見てみたら、やっぱり青背率は低かった。青くないハヤカワもぽつぽつあったけども、雑食傾向が強くてこのジャンルならおさえてるという得意分野がないんだな。
SFに限らず、名作といわれるものでも読んでいない本はたくさんある。そしていつか読みたいと思っている本がすべて読めるなんて、幻想も抱いてはいない。