灯油が高いねぇ、うん、確かに高い。

政治経済のことなど何も判らんワタクシの適当な実感なので、とんでもなくトンチンカンなことかもしれんが、数年前と比べればなんとなく生活は楽になってる。ちゃんと保険・年金も払えているし、生活には余計な文化的なものを買おうとしているなんて、数年前には考えられなかったから。
先日のニュース番組で、雪国の人への灯油券を配布する政府の政策についてやっていたのだが、貰っている人たちは年金生活者や低所得者層。舞台は北海道であった。
それについて街頭インタビューを受けていた都会の人たちは「国民全体に行き渡る政策のほうがいい」とかなんとかコメントしていた。
なんか、アレだな。若年層の所得が上がらず、この先も上がる期待も持てず、自分の生活を維持するのに精一杯で、家庭を持つこと自体のハードルが上がっているという一方で、お年を召した方々がガッポリ持っていく。少し回せよと思うが「一度上げてしまった給料は下げられない」とかいうバカな理由がまかり通っちゃう。挙句の果てに定年延長って、どこまでがめついんだ。
そういうのと同じ匂いを感じる。
街頭で文句言ってた人たちは、例えば彼らの年収が百万円下がったとしても、気分的には苦しくとも余裕で生きていける場合が大半じゃないのかな。他人の文字通りの死活問題に関して、自分も貰えるもんなら貰いたいって、喋っている言葉の意味が判ってんだろうか。
認識不足というのはかように怖いものなのだな。認識してないということは自覚もできないわけで、自戒してもしきれんところがまた。