餃子と黒ビール

活気のある餃子屋で飲んだ。背広率が高いような、こじんまりとしたアジアな店には瓶ビールがよく似合う。
埒もない愚痴を聞いていただき、迷いの果てを見据える酔っ払い。
直感的に判断できないときは頭で考えて行動するけれど、頭でっかちだとバランスが悪くて足元が覚束ない。得てして正しいことがすべて正しいとは限らず、気持ちがぴったりくれば世間的にどうであろうと後悔はしないものだ。しかし感覚が麻痺してしまうとその自分の気持ちを見失う。どうすればいいのか、どうしたいのか。実は未だによく判っていない。
しかしたぶん、いいのだ。
信頼できる人に後押ししてもらって、腹を括って居処を整えることにする。