紅葉を見んとして夕方に新宿御苑へ行ったら、もう入場時間が過ぎていて入れなかった。仕方ないので都庁を横目にぶらぶらと新宿の街を歩く。最近できたブック・ファーストが入っている東京モード学園のビルもだが、このへんは変な未来感のある建物があちこちにそびえている。公園でじゃぶじゃぶプールを探したら、落ち葉が積もったふかふか池になっていた。
日が落ちたので小さな焼き鳥屋が居並ぶ横丁を流し、闇市のディープな感触を味わう。この界隈が通勤路にあったら、絶対毎晩吸い込まれる。くわばらくわばら。その後タカノフルーツパーラーをひやかして高級感溢れる白い光を全身に浴び、地下に潜って今度は立退き騒動に揺れる『新宿駅最後の小さなお店・ベルク』を眺める。
帰り足で中村屋に寄ってカレーを食す。いわゆる『カレーライス』的なものとは一線を画すお味で、見た目よりボリュームがあった。
半日で効率よく新宿を満喫。
