やさぐれぼやき

辛いカップ麺を食べたら腹が下っている。しかしそんなことはお構いなしに日々は過ぎていくわけで、そろそろ本気で描かねば期限までに図面が終わらない。しょっちゅう同じことを言ってる気がするが。
個人的なボヤきや説明というのは面と向かって話されるとよほどの話芸でもなければ聞いているほうは退屈で仕方ないものだが、文章にすると案外読めたりするのは、近しい人物より赤の他人のほうがしがらみがない分だけエグい愚痴を打ち明けやすいし聞きやすいというのと似ているかもしれない。ここで愚痴ったってなんも解決しないだろ、直接言えよ、と話の腰を折る坊ちゃん嬢ちゃんもよくいるが、いいか、よく聞け。言ったぐらいで改善するならとっくに解決しとるわ。愚痴ってる人間が全員行動を起こしていないと思うなよ。察しろだの空気嫁なんて生易しい話じゃないぞ。はっきりきっぱり何度も伝えても頭ん中の回路がお花畑をくねくね経巡ってるような相手じゃ糠に釘なんだよ。意思の疎通なんかできゃしねぇんだよ。ああん、人間同士の理解? けっ、どこにそんな理想郷があるんだよ、アスガルドかぁ、山のあなたの空遠くかぁ? どうだ、郷の黒土に首だけ埋まりたくなったか。かように他人を変えようとしても無駄なんである。だったら自衛するしかないわなぁ、などと物騒な物言いになるのも致し方なし。
かくしてカップ麺が辛かったせいで戦争が始まるのだった‥‥。