今年のまとめ

相変わらず仕事ばかりしていた。昨日まで会社に行ってしこしこ遅れを取り戻していたくらいだ。きっと要領が悪いんだろう。しかし去年よりは余裕があったので少し人間性を取り戻した気がする。

工作してない

カラーボックスをぶった切ったくらいしかしてないな。

2014年04月28日(Mon)−カラーボックス切断


そういえばこの時に買った折りたたみの鋸が手に馴染んでいい感じだったっけ。あとはちょこちょこ袋物を作ったぐらい。仕事では工事してたけどな。

読んだ本ベスト3

そもそも感想をさっぱり書いていないので何冊読んだのか不明である。日記は記録用とよくいうが、記録しなければ意味がない。しかしわざわざこれ面白かったよ、と他人様にいうからには記憶に残っているはず。はずだ。た、たぶんベスト3にするとこんな感じかな‥‥。

巨匠とマルガリータミハイル・ブルガーコフ

巨匠とマルガリータ (上) (群像社ライブラリー (8))

巨匠とマルガリータ (上) (群像社ライブラリー (8))

あっ、これはちゃんと感想書いてる!(→感想)神も悪魔もドタバタである。いま本家本元のほうの失楽園を読んでいるんだが、これのせいで大仰なシリアス具合がスラップスティックに見えてきて困る。

ボリバル侯爵(レオ・ペルッツ

死んだはずの裏切り者の立てた計画が、何故か本人不在のまま遂行されていく摩訶不思議。駄目だ駄目だと視線を向けていると却ってそっちのほうに向かって行ってしまうというのか、変な話なんである。

悪童日記・ふたりの証拠・第三の嘘(アゴタ・クリストフ

悪童日記 ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫) 第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)
映画もよかったが、原作は3部作続けて読むと全く違うものになってしまう。いや、そうでもないのか。映画でもあれはもしかして、と思わせる上手なつくりだった。悪童日記で本物らしく書いたことをふたりの証拠で覆し、第三の嘘こそが真実かと思わせて煙に巻く。内容に合わせて文体もどんどん変わっていく。これは面白い。

映画ベスト5+1

今年劇場で観た映画は23本だったらしい。

鑑定士と顔のない依頼人


お硬い男こそ色仕掛けに弱いの見本みたいな話なのだが、最後が悪くないんだよね。なんだかんだいって、これ好きだったなぁ。(→感想

天才スピヴェット


美しく、冒険があって成長があって救済がある。映画というのはこうでなくちゃ、と古典的なことを言いたくなるような映画。そして3Dは飛び出す絵本のようだった。素晴らしかったです。((→感想

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!


どろどろに溶けたような底辺の男が世界を救う。でもその世界って全人類とか大きな話じゃなくて、いわゆる自分の世界なんじゃないのかという。世界をスタバ化させないぞ! という叫びがよかったね。(→感想

ぼくを探しに


優しい記憶、優しい隣人。でもちょっと変。色彩も美しくちょっとほろ苦い。(→感想

誰よりも狙われた男


苦みばしったシリアスなスパイ映画である。ぐっとくる。(→感想

グランド・ブダペスト・ホテル


自由ってのはこういうもんだ。エレガントで優しくてちょっとアコギ。こういう古臭い大人に私はなりたい。(またしても感想は書いてない)


今年はこんなところかな。ではみなさん、よいお年を!