はじめてのろうさい

そのまんま、労災である。

外部足場で1.5mほど落下した。途中で引っかかりながらだったのと、運良く尻方向から落ちたので生命に別状はない。足首を強かに打ち付け、膝の靭帯を軽く損傷し、足の付け根にでっかい痣が出来たくらい。後日、アバラが痛くなってヒビ疑惑が発生したが、まあ状況の割には大したことないと言ってよかろう。

前日から風邪をひいて頭がふわふわしてたんだよなー。土曜夕方の作業終わりで気が抜けて、つるりと滑った時には何が起きたのかと思った。咄嗟に身体を捻って右肘を出し、途中に引っ掛けて止まろうとしたのだが、反対側に何もなくて左手がすかっと空振りし、全身がふわっと宙に浮いた。あ、これヤバいやつ、と思いつつどうしようもなくそのまま落ちた。被っててよかったヘルメット。

ひと晩寝て起きたら膝が中途半端に曲がったまま痛みで動かせなくなっていて、週明けに病院へ行くのに熊がわざわざ休みを取って付き添ってくれたのだった。ありがとうありがとう。最初はトイレに行くのにどうしようかと思った。無理やり行ったけど。

2日ほどはまともに歩けず、1週間くらいはひょこひょこ歩き、だんだん伸ばしたり曲げたり出来るようになって3週たった頃にはしゃがめるくらいまで回復したのだった。

しかし片足が効かないとやはり姿勢が歪んだりバランスが崩れるのか、途中でぎっくり腰になったりまた風邪をひいたりして、アラフィフの怪我は一筋縄ではいかないのであった。これはマズいとストレッチを再開したらアバラに激痛が走り痛み止めも効かず1日脂汗を流す羽目になった。なんなのか。痛みでご飯も食べられないなんてこの人生で初めてだったよ。ここまでくると逆にどーにでもなあれアハハハハという気分になる。そのせいか、近年ぼんやりセルフネグレクター化していた頭が妙にハッキリした気がする。急にブログも復活したりしてな。私は叩くと直る昭和の家電か。ポップコーンに溜まった埃が取れたのか。

9月は台風

今年はなんだか台風の当たり年だったのか、毎週のように天気が大荒れになっていた気がする。1回目は休み明けでとりあえず出勤しようとしたら乗り換えのバスはド渋滞でいつ来るかわからん、電車は止まってるという状況で、仕方ないので駅から現場まで30分ちょっとくらい歩いた。真面目か。

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2回目の19号は土曜だったので金曜に粗方やらなきゃいけないことを片付け、翌日の休みをもぎ取った。その際、上司に「家まで迎えに行くから一緒に土曜も出よう」と言われ、「イヤですよ!」と食い気味にキッパリハッキリ断った私は悪くない。勘弁してくれよ、私が男だったらそんな提案するか? しねーだろ。

その他にも雨が多くて工程は押しに押して、後が怖いのだった。

夏休みの工作(抽斗途中)

夏休みがあったので1日工作に充てた。年単位で前から化粧品及び装身具周りを纏めるドレッサーが欲しかったので、抽斗を作った。

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中身だけ。ガワはそのうち‥‥いつだ、また年単位で先なのか。

材料はラティスをバラした端材である。リサイクルはDIYの基本。ではないかもしれないが、端材も纏まると邪魔なので有効利用しない手はないのである。貧乏性ともいう。リスのように少ーしずつ住居を整えていくリアルスローライフ。実際やると進捗以外は全然スローじゃないんだけども。

辻堂へ海を見に行った

熊が突然思い立ったように海に行こうと言い出したのである。どこの? 車を持っていないふたりが海に行くには、公共交通機関が近くまで通っていることが条件となる。ひとしきりパソコンでマップを眺めてから熊は、「辻堂へ行こう」と答えを出した。お、おう。いいけども。辻堂? 行ったことないな。

辻堂の駅に着いたらまずは腹ごしらえである。

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辻堂駅近くのクッカーズ・グリルというお店でレッド・ホット・チリバーガー。バンズが赤いがこれが辛いわけではなく、中のソースが辛い。炭火焼のパテが肉々しいとても美味しいハンバーガーだった。

で、海まで歩くわけだが、これが意外と距離がある。海までの道にありがちな平坦であるからこそ影も出来ずに強烈な日差しが暴力的に降り注ぐ真っ直ぐな道である。頭も身体もグラグラしながら海浜公園へ辿り着き、自販機で水分を補給して木陰のベンチに座り込む。

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毎日現場で熱中症の危機と戦ってるのに、何が哀しくて休みの日まで体温上げなきゃならんのだ。ブツくさ文句をいいながら、せっかくなので海まで見に行く。

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あー、海だね。

更にせっかくなので波打ち際まで近づいてみたが、素足にサンダル履きの足へ容赦のない熱せられた砂の攻撃がうちかかる。熱っつ!! ぁ熱っつ!!!

帰りはスマホで調べて駅までバスに乗った。

台北旅行-食べ物篇

台湾は料理が美味いという。

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飛行機往路の機内食

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お昼は連れて行かれたどっかの点心。もっと種類があったけど、写真撮り忘れた。

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夜は連れて行かれた高級店のコース料理。ここは美味かった。特に具沢山のごろごろスープが絶品。あと胡麻団子が程よい甘さで美味しかった。台湾のお菓子は日本ほど甘くないので、素材の風味をストレートに感じられて美味しい。

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2日目、ホテルのモーニング。バイキング形式である。点心風にしてみました。生野菜と果物が食べられるのが嬉しい。

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南国ならではの謎の食べ物。多肉植物は水分多めでシャクシャクして美味しかった。

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故宮博物院で人波と広さに疲れ果ててコーヒーブレイク。

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腹が減ったのでバスで街へ降りて、林東芳牛肉麺の半筋半肉麵。人気店らしく、30分ほど並んだ上に相席だったが、これが本当に美味しかった。肉だし香辛料も入ってるのにスゥッと身体に沁みこむような優しいお味。ph値が合ってるのかとか食べながら訳の分からないことを考えたくらいだ。

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台北市内をぶらぶらしつつホテルへ一旦引き上げる道すがら、老虎堂のタピオカ黒糖ミルク。冷たいミルクにほんのりあったかい黒糖とタピオカで、甘くて幸せの味だった。タピオカ自体初めてだったが、こんな時じゃないと食べないしね。しかしタピオカはお腹に溜まるな。さすが澱粉

台北にはドリンクスタンドがあちこちにあるが、注文するとその場で調合してプラスチックのコップに蓋をシールしてくれるのが印象的だった。カポッと蓋を被せるタイプよりこぼれにくいのでとても便利だ。専用の機械が普及してるんだな。

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九份で食べたドラゴンフルーツ。南国で水分とミネラルを手軽に補給できる新鮮な果物は嬉しいですな。

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夕食は地元の人が行くような食堂で炸赤肉の飯。あんかけスープご飯である。これも優しいお味で美味しい。そして器は手のひらに乗るほどの小ささなのだが、ご飯なので必要充分なのだ。

www.walkerland.com.twまさしくこの店↑だった。

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3日目のバイキングは洋風でまとめてみた。

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猫空のお茶。料理も頼んだけど奇妙な虫に気を取られて写真撮り忘れた。

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指南宮駅前のカフェでパイナップルスムージー。向こうの飲み物は基本的にモリモリだ。

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夜は食堂で小籠包。

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サイドメニューも頼んでビールぐびぐび。

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4日目のバイキングは麺にしてみた。うどんぽいけど中華味。もっちもちで美味かった。

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お昼は食べ損ねたのが痛恨であった。日曜ってわりと休みなのね。空港に向かう前に慌ててドリンクスタンドでミルクティーを買ったら、これまた紅茶の概念を覆すような清涼感溢れる1杯でビックリした。台湾のお茶、おそるべし。

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飛行機復路の機内食

ご馳走様でした。

台北旅行-観光篇

3泊4日で台北に行ってきたんである。天気は前半が曇りで後半から晴れて暑くなってきた。

1日目はツアーで有名どころに連れて行ってもらった。

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中正紀念堂蒋介石の墓碑というか、お墓ではないけども哀悼の意を表して建てられた紀念堂なんだそうな。尺がでっかい。

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その道のヒトには有名らしい、台北一のパワースポット、龍山寺。ここでガイドさんにおみくじのひき方を教えてもらって引いたのがこれ。

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帰ってから意味を調べてみたんだが、ちょっと笑ってしまった。

抱薪救火火增烟
間違った方法で問題に対処しても更なる悪化を招くだけである。

燒卻三千及大千
そうして巨大な損害を被るのだ。

若問營謀併出入
これから先のどうしたらよいかと問うなら、

不如收拾莫憂燃
何もしないほうがよい。 

 下手に手を出すと被害が拡大するから小者は黙って何もするな、的な。なんか怒るより「あっ、そっかぁ」と納得してしまった。なるようになるさ~、ふふふ~ん。という心持でこれからも生きていこうと思う。

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龍山寺から程近い、歴史街区の剥皮寮。歴史的には300年前の先住民の時代から港町として栄えていた土地で、龍山寺も住民の信仰およびこの土地の商業の安泰を祈願する拠点だったそうな。台湾の伝統的な建築様式と洋風バロック様式が混ざり合った街並みとなっている。しかし行ったのが17:00過ぎだったので、ほぼ営業時間外であった。

この後ぶらっとしたのだが、このへんにある夜市は華西街観光夜市といって、アダルティな雰囲気に満ちた混沌とした空間だった。

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2日目、故宮博物院。ここもまたスケール感のおかしい場所だった。

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左の彫刻は象牙透彫雲龍文套球、球が3重になっていて職人が100年間3代に亘って作り上げたという逸品である。もちろん中の球は動く。中華は頭オカシイ。(褒め言葉)石を彫刻した白菜と角煮も見たよ。

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ナイトツアーで九份へ行ったが、メインの通りはどこも観光客でごった返していて、自分もそのひとりなんだけどもだんだん人気のないほうへないほうへ寄って行って何故か裏道というか、地元の人の生活道路なんだろうなという感じの路地をほっつき歩いていた。

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高低差が激しい土地なので細い路地と階段が縦横に走っていて面白かった。

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裏から見る夜景も乙なものであった。

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3日目、動物園と迷ったのだけど、ここはロープウェイでしょ、というわけで猫空(マオコン)へ。あまり気にしていなかったのだけど、台湾はお茶文化が非常に発達しているのだな。台北からすぐのこの猫空もお茶の産地で、山肌に茶畑が作られておりその合間に茶芸館が点在している。ロープウェイで空に上ると、空気がお茶の爽やかな香気で満たされていて、本当に匂いが変わるのだ。ちなみに台北の街の匂いは基本的に八角とかそのへんの香辛料系。

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ネットで調べて評判のよかった邀月茶坊にお邪魔した。茶をしばきながら月を待つというほどの風雅な意味である。ここは本当に気分がよくて、ずっと座っていたかった。

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そうも言ってられないので次の目的地へ移動するのである。ここまで来たら見ておけという指南宮、地図で見るとロープウェイの駅でひとつ隣である。歩いて43分、平面上ではたいした距離ではない。 

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あそこに見える小川沿いの小道を入ればいいらしい。来るときにロープウェイに乗ったので、高低差があるのは分かってはいた。ぶっちゃけていえば谷を挟んだ向かいの山である。お茶屋さんで気分が良くなっていた私はイケイケで谷を下った。

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谷底は赤い欄干の橋だった。そして階段が整備されてはいるものの、延々と続く登り登り登り‥‥ひと組のご夫婦と擦れ違った以外に人影はない。観光地で人がいないということは、ピクニック気分で歩くような道ではないということだ。軽く歩き始めたことを後悔しつつ汗だくになって階段をゆるゆると登っていたが、どこまで行っても続く斜面に挫けそうになって足を止め、段に腰掛けて荒ぶる呼吸を静めていたら、割と近くから人の声が聞こえてきたのである。あ、頂上が近いんだ、助かった、もうちょっとだ。

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登りきって振り返った景色がこうである。点々とロープウェイのゴンドラが見える。あっちの山から谷を越えて登ってきたわけだ。そりゃ疲れるわ。遭難するかと思った。

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指南宮。山肌に切り拓かれた宗教施設らしい。

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おお、中華だなぁ。建物がいくつか点在しているのだが、その間をこんな立派な渡り廊下が繋いでいる。廊下は立派だけど歩きたくない程度には遠い。

ロープウェイ駅前のカフェで山の涼しい風に吹かれながらぐったり座り込み、やがて日が翳ってきて涼しすぎて寒くなるまで休んでから山を降りた。

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4日目最終日、空港へ行くまで半日自由時間があったので、迪化街をぶらっとしてみたのだが、あいにく日曜だったので殆どのお店が休みだったという‥‥。雰囲気だけ楽しんで、開いてたお店で記念に台湾模様の布だけ買い込んで台北旅行は終了したのだった。

鞄をもうひとつ作った

前の鞄も普段使いしてはいるのだが、長時間持って歩くには大きすぎるので、少し小ぶりなサイズのものをもうひとつ作った。この後で行く台湾旅行用でもある。

とにかくバッグのジッパーを閉めない対策として、今回はガマ口の変形版、その名もベンリー口金を使ってみた。バッグの中身をあんまり入れると自重でパカッと開いてしまうことがわかった。自重しよう。自重。

 

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 前部分はポケット(大)と(小)のポケット重ね。

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裏側はいつものジッパー付き、

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もちろん内袋にもポケットを複数つけている。ここまでくるとポケットなしには何も作れない病気である。

久しぶりに裁縫を始めたら興が乗ったので、勢いで小物入れのサイコロポーチも作った。

 

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ひとつ目がデカかったのでもうひとつ。

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小さいほうは小さいほうの、大きいほうは大きいほうの鞄に入れて使っており、結構重宝している。