手首にマウスダコ

マウスを使うときに、手首の付け根の小指側の出っ張り、骨でいうと多分、月状骨か橈骨の手首側あたりを支点にして動かす癖がある。忙しくなってくると腕が痛くなるのだが、それは腱鞘炎というより手首の机と擦れるところが痛くなる。よく見るとその部分の皮膚が少し丈夫になりつつあって、このままだと瘢痕が形成されてしまう、つまり平たく言うと手首にマウスダコができそうだ。
アームレスト付のマウスパッドも普通に売っているけど、使い勝手がイマイチ良くなさそうで買う気になれない。限りある机の面積を、出来る限りフレキシブルに我儘放題使いたいんだよなー。端的にいうと、軽い力で簡単に動いて欲しいわけだ。
と思っていたら、あったよ。
百円ショップで売ってるその名も「座卓座布団」。
畳に傷をつけないためにか、座卓の足に敷くものらしい。さすが百円ショップ。あってもなくてもいいような隙間モノを堂々と商品にしているのが、いてもいなくても大勢に影響のない私自身を肯定してもいいんだという嬉しい気持ちにさせるッ!
それはともかく、木綿の四角い袋にパンヤが入っているだけの代物なので軽いし、高さも柔らかさも求めていたものと一致する。一個で百円なので、商品名通りに座卓の下に敷くには四百円払わなくてはならないが、マウスはひとつだから無駄なものを買わずに済むのもいい。
邪魔なときは脇によけ、頬杖をつくときには肘を乗せ、マウスとキーボードの間を腕の下に敷いて引きずり廻しても、これっぽっちも抵抗しない。ついでに机の上も拭けて便利だ。
つか、これくらい自分で作ればいいのだが、百円だし。