開放感

手摺り柵のない屋上に上がり、真ん中でポンポンと跳ねてみた。それだけで足元からゾクゾクするような奇妙な感覚が昇ってくる。
少し霞がかかっていたものの天気も良く、遠く海まで見晴るかす。冬なら富士山も見えただろう。
覆いのない鉄の梯子は登るよりも降りのほうが怖い。何故なら足元を見るために下を向かなくてはならないから。
そのちゃちな梯子の下は非常階段の狭い踊り場で、もし細い鉄アングルの上部がなにかの拍子に外れでもしたら、一気に地面まで遮るものなく到達できそうなつくりだった。


昨日の今日なので更新だけはしておこうと思ったが、見ようによってはかえって微妙な内容になってしまった。お断りしておくが、仕事だから。よい子はマネしないでね。