- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2004/11/25
- メディア: DVD
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一つ、CGをつかいません!
二つ、ワイヤーを使いません!
三つ、スタントマンを使いません!
四つ、早回しを使いません!
‥‥でも怪我はします。
という予告編がとても印象深くて、ずっと観たいと思っていた映画をやっと観た。公開当時は地方のシネコンで『スチームボーイ』と同時期にかかっていて、ド貧乏だったのでこっちは泣く泣く諦めたという経緯がある。
いやー、楽しかった。ストーリーは悪いやつに取られた村のご本尊の首を取り返すまでとにかく闘うという単純明快なもので、面倒臭いことは抜き。まんまムエタイムービーである。タイの風物も物珍しくて興味津々である。バイクがとてもよく似合う街だ。
しかしムエタイにも寸止めがあるのだろうか。よくアクション映画では殺陣でスタントマンが当たってもいないのにぶっ飛ぶ演技をしているのが判るときがあるが、この映画では脳天にエルボとか首筋にヒールとか、入った瞬間にグニッといって一瞬身体が反発してから崩れるというように、どう見てもキマってるように見える。大丈夫なのかアレは。組み手があらかじめ決まってるから受身が取れるんだろうか‥‥脳天で?
一部にCGやワイヤーは使ってるという話もあるが、『ほぼ特殊技術無し』でも充分スゴイ。主演のトニー・ジャーはまるで攻撃的な体操選手みたいだ。