afrontier @ Motion Blue Yokohama


週末、クラブジャズのイベントに行ってきた。横浜赤レンガは三階にある会場のモーション・ブルー・ヨコハマ公式HP)は、いわゆるジャズクラブで生バンドを愉しみながらフレンチのディナーを堪能できるという、かなーりスカしたオトナの空気が漂う小洒落た場所である。憧れのブルー・ノートの系列らしい。そんなオシャレなところには慣れていないのでおっかなびっくり行ってみたのだった。
初めてだったので勝手が判らず受付のところでいろいろ聞いたのだが、この日は端っこのほうにテーブル席をいくつか残してあって食事も一応できるものの、基本的にはオールスタンディングでクラブのように踊れるイベントになっているなど、スマートなスタッフの方に親切に教えてもらえたのでちょっと安心する。
夕方四時会場で夜十時半まで、六時間半の通し営業とかなり健全な感じである。その間にホールで生バンドが三ステージ、合間にDJタイム、その他にバースペースもあるのだがそちらでも生バンドとDJがプレイし続ける。行ってみて初めて知ったのだが、実はこのイベントも五周年なのらしい。
入ってみたらホールは意外に広くなくて、最初のうちこそ空いていたものの後半になってくるとかなり混みあってきて盛況な様子であった。バーのほうの生バンドなんか、ぎゅうぎゅうで演奏者の姿が全然見えなかったくらい。クラブイベントだったせいか客層も若かったし、気取った小難しい雰囲気でもなく気後れするほどのこともなかった。ワインやカクテルのグラスを片手に、かっちょいいクラブジャズでブィブィ踊って楽しかったー! しかし最初からトバしすぎたのか、最後のステージの途中くらいで疲れてしまい、ちょっと早めに帰途へ着いたのであった。
今回はジャズということで完全に私の趣味先行である。泣きながら「カコイイ!」と叫ぶ私に若干ヒキつつ付き合ってくれた相方さん、ありがとう。
私にとってジャズのカッコよさはスリルなのだ。挑発と裏打ちの音がここぞというところで決まるところ。コレをズラされると『なんだかなー』となるのだけど、絶妙に鳴らすには微妙に早いタイミングで動き出さなくてはバシッとは決まらない。アゲてアゲてギリギリまでいって最後のキメはココ! というのが複数人によって行われる快感。アコースティックでライブなのもスリリングな要素のひとつだと思う。