トールサイズ用ブックカバー

日曜日に道具箱やパーツの整理をしていたら、作りかけのブックカバーが出てきた。
そういえば去年、作りかけたものの多忙に紛れてそのままになってたんだっけ。前に作った合皮の文庫用カバーは愛用しているが、ハヤカワのトールサイズが入らなくて、そのための大きめサイズを作ろうとしてたのだ。ここんとこアレとかコレとか作る作る詐欺も甚だしくなってきていたが、こうして自分でもすっかり忘れていたネタもあったわけだ。
柄違いの3枚が縫製は済んであとは接着芯を貼るだけのところで埃まみれになっていた。ちょうど1時間ばかり時間があったので、これだけならやっちゃうか、ととっとと完成させたのであった。

ありあわせの端布で作ったので、どこかで見たような生地である。

紫系の小花模様はサテンの紐で折り返しを押さえるようになっている。

ベージュ×青のカバーの押さえは、たぶんどっかのお店の紙袋から取っ手の紐を外してきて付けたんじゃなかろうか。よく憶えてないが。この紐はベロの先のほうに縫い付けてあり、外側へ回すようになっている。

3枚のうち、何故かこの白いのだけは普通の文庫サイズであった。これだけ試作で先行したんだっけかな。パーツもなにもついておらず、ただ折り返すだけの手抜き仕様だった。

中に仕込んだ本は『時の地図(上・下)』(トールサイズ)と『緑の家(上)』(普通の文庫)である。ブックカバーが出来上がる前に、本のほうは読み終わってしまった。ハダカで持って歩いていたので鞄の中で揉まれて表紙が折れ曲がっていたのだった。次回からちゃんと使うことにしよう・・・・。