夏である

てっきり梅雨だと思っていたら、いきなり暑くなった。
節電のあおりを受けて弊社でも窓を開けてしばらく頑張っていたのだが、外気温が30℃を超したのを目処にエアコンを使い始めた。いまのところ温度設定は28℃を守っているので、暑がりの人はエアコンの下で汗を拭きながら団扇で扇いでいる。仕事する上ではこれくらいが限界だな。30℃を超すと、黙って座っていても汗が滲んでくる。しかし強い冷房が苦手な私にとっては、今の職場環境は天国である。ちょっとむあっと汗臭いのが難点だけどな。
そういえば引越し屋でバイトしてた頃は、夏の暑さが全然気にならなくなって、自分でも驚いたものだった。引越し屋とはいえ私がしていた作業は荷物運びではなくて、ダンボールに荷物をつめる梱包作業が主だった。
引越す直前というのはどの家でもだいたい冷暖房は使えない状態になっていることが多い。その中で部屋中をひっくり返して次々とダンボールに詰めていく。各部屋で出来上がった箱はひとまとめに運んで積み上げる。それなりの運動量ではあった。夏は暑いなりに、冬は寒いなりに、身体を動かしていれば気にならなくなるし、ひいては順応できるものなのだと身を以って知った。3〜4年ほど続けたがその間はまったく夏バテしなかった。
パソコンの前に座りっぱなしのいまの仕事をしていて、あの頃と同じくらいの運動量を確保するとしたらかなり大変だ。通勤でちょっと自転車に乗るくらいじゃ到底間に合わない。人がヒトとして健康でいられる運動量とは、本当は毎日軽作業するくらい必要なんじゃなかろうか。やらないけどな。