1973年のドラマ「地下室の魔物」のリメイクなのだそうな。ドラマのほうは観たことがなかった。
映画が始まってすぐ、そういや私は脅かしホラーが苦手なんだった！ と思い出したがあとのまつり。明るい部屋でビールでも飲みながら観る分にはいいのだが、音響バッチリの暗い映画館で大画面だと心臓に悪い。ビクビクしながら観たのだった。ひぃぃ‥‥。
しかし屋敷内の内装も光線の具合も鬱蒼とした庭の佇まいもうっとりするほど美しい。錦鯉を放した水盤もイヤミにならず、しっくり嵌っていた。特に書斎は子どもの頃に憧れたような重厚さだったな。ああいう屋敷に住みたいよぅ。魔物憑きでもこの際いいか。
ストーリーのほうは若干ツメが甘く、気になる部分がいくつかある。あのちっこい魔物のバックには大物が控えてるんだろうか。でなければ特殊能力はなさそうだし、そんなに怖くない気がする。道具は使えるみたいだけど鼠そのものだよね。厄介だけど超音波か青酸団子で駆除できそうだ。
