映画:アベンジャーズ(監督:ジョス・ウェドン)

アベンジャーズを観てきたのである。同行の熊に「バットマンは出てこないの? スパイダーマンは?」と訊いては、子どもに言い聞かせるように噛んで含めて「大人の事情で出てこないんだよ」と教えられ、ジャンプとマガジンみたいなもんか、とテキトーに納得しつつ、劇場へ向かったのだった。
今回出てくるのは、アイアンマンとハルクとソーとキャプテン・アメリカホークアイとブラック・ウィドウ。よく判らないなりにこの中のみっつよっつは単独作も観てるんだよな。しかし超人になった原因がガンマ線だったりベータ線だったり、核実験に巻き込まれて全身を分解されてから自力で再構成して復活したり、ヒーローと原子力は切っても切れない縁があるものらしい。そういやゴジラも核実験の産物だったっけ。
目玉となる登場人物が増えるととっ散らかりがちで意外とまとめるのが難しいと思うのだけど、それぞれの能力に応じた見せ場をうまく作ってあって、アトラクションのような楽しい映画だった。この中で誰が一番強いの? という不朽の命題については、結果は緑の人ハルクということで宜しいだろうか。これで赤くて角をぶった切ってる人が出てくれば神様と悪魔の揃い踏みなのにねぇちょっとキャラ被ってるけど、と懲りずに思ったり思わなかったり。ところでグリーン・ジャイアントは(いろいろ混ざりすぎ)