刺激に飢えてるだけなのね

このごろ妙に喰い地が張って困ります。いつもの量で空腹は満たされるのですが、なんとなくアレも食べたいコレも食べたい、ちょっと豪華にしたい、酒も飲みたい‥‥と色気が出るのです。そこはぐっと我慢で平常通りに運行しますが、なかなか精神的に辛いものがあります。
こういう欲望が底なしのときは、今までの経験上、たとえ外食したからといって、満たされるものでもないように思います。食べたいのは、何か他の欲望の裏返しなのかもしれません。
やはり刺激が。脳みそに心地よい刺激が欲しいのでしょうか。日常のマンネリ化を、身体に指摘されるというのも情けない話ですが。
美味しい物を食べる行為は、安易で確実な快楽ですもんね。呑めるクチなら、飲酒も然り。もし私が男性だったなら、無性にセックスがしたくなっているのかもしれません。
男女差について、ここで云々するつもりはありませんが、形状が違う以上、それを行使する性質も違っていて、当たり前だと思っています。
そういえば思い出したのでついでに書きますが、大手の新聞社の記者の方がフリーペーパーなどに招かれて書いているコラムを読んで、非常にムズ痒い心持になることがままあります。
原本が手元にないので引用は避けますが、個人差の問題の落し所を、無理やり男女差に収斂させてしまっているものです。類似例をたまに見かけるのですが、安易というより、ここまでくると芸です。
想像ですが、アルバイト感覚でかなりいい加減に書き飛ばしているのでしょう。内容は既に怒りを感じる基準を超えていて、妙に不思議な心地がします。
壮年以上のおじさま方は、ひょっとして本当にこういうものの考えをするのか?
そこに個人差があるとしても、スポンサーが付いて社会に向けて発行されている公の紙面で、こうも堂々と主張しているのは、そういうニーズもあるからなのでは?
いやいや、真面目に捉えるほうが間違っていて、実は私のツボとは少し違うけど、笑いを狙ったものなのかもしれない‥‥。
色々考えてみるのですが、そこにある答えに気付きたくありません。