桜もいろいろ

今の職場はもと学校だったらしく、敷地のぐるりに桜の木がたくさん植えてある。それも幾種類かあるようで、花の色はいろいろな白から桃色、出始めた葉色も赤っぽいのから鮮やかな黄緑まで様々で、まさに最盛期のこの時期は次々と咲き誇ってさながら夢幻の風景である。
桜といやぁ、染井吉野か山桜、せいぜい枝垂桜ぐらいしか知らなかったので、ちょっとググッてみたら予想外に種類が多くて(参考:新宿御苑の桜(写真入で判りやすい)*1日本人って桜が好きなのねぇ、と再認識した。
しかし数が多すぎて同定できない。多分‥‥染井吉野はある。あと大島桜と朱雀、山桜と横浜緋桜はありそうな気がする。
そういや先週の花見散歩の途中で同居人が「染井吉野は全部クローン!」と急に言い出した。
いや、クローンって。
染井吉野は大島桜と江戸東桜のハイブリット種で、実生をつけない。増やすときは接木・挿木で増やしていく。だから遺伝子的には確かに同じになる。でもハイブリットをまた別の木で作ればいいんじゃないの、思うのは門外漢だからか。
生物というのはよく判らない。よく判りたくても何でもありでわけが判らない。
鯉なんか産卵の際、他の魚の精子と結合しちゃっても孵化するんだそうだ。そんで出てきた魚は何かというと、別に普通の鯉、らしい。詳しいことは寡聞にしてよく知らんが、私が知らないだけでその個体はライガーみたいに実は生殖できなくなってたりするんだろうか。だけど鯉のイメージだと、普通に正常な鯉になりそうな気がする。つか、そうあって欲しい。

*1:実はもっと多くて、日本では野生種と栽培品種とを含めて約340種類あるらしい。詳しくはコチラ(さくら雑学辞典)