時間つぶしネタ

厘時さんとこでやってた作家別ベスト3を考える時間つぶしネタ。のっかってみようかと思ったけど‥‥。

・作家を決める。
・その作家の既読の本のタイトルを思い出せる限りすべて思い出す。
・その中から好きなものベスト3を選ぶ。


上下巻や上中下巻は1冊扱い。
シリーズ物は臨機応変に判断。
最低でも既読は7冊は欲しいところ(選んだ数より選ばない数の方が多くないと面白みに欠ける)。

ぐっ‥‥七作以上読んでる作家なんて、栗本薫新井素子くらいしか思いつかない。それも十〜二十年以上前に読んだっきり。中高校生あたりで少女小説系はかなり読んでるかもしれないが、あんまり内容を覚えてない。海外SF御三家も七作ずつはいってない。星新一筒井康隆、夢枕漠、眉村卓、ディック、マイク・レズニックディレイニーブラッドベリ‥‥全滅だ。ムアコック平井和正佐々木丸美京極夏彦もシリーズものだから七作となると微妙なラインだ。あー、サガンならたぶんいってるが、アレをランキングしても悲しみよこんにちはだわな。いま私的イチオシの佐藤賢一もまだ五冊目くらいだし、古川日出男も四冊かなぁ。篠田節子も一時はまったけどそこまで読んでないよな。って、どんどんSFから離れてってるし。
同じ作家さんの本を次々貪るように読んだのは、まだ素直で一本気で情熱的でついでに清楚だった若かりし頃で、ここ十年くらいは年齢とともに傾ける情熱も読むスピードも落ちた上に、アチコチ手を出すようになったからなぁ。すっかり広く浅くの乱読派になってしまった。てか、読みたい本が既に一生かかっても読みきれないほどあるのに、同じ作家の本をそんなに読めるかーッ!
うーん、しかしせっかくだから(何がだ)懐かしの栗本薫でやろうかしら。
読んだことあるのは‥‥あまりの既刊の多さにここで挫折しそうだ。

まだあるけどwikiからコピペするのも面倒だ。既読が曖昧すぎるのにベスト3なんて無理。あ、やおいものは趣味の方向性が違うので二冊くらいしか読んでないよ。
んじゃ、イチオシはこれ。SFだし。

レダ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

レダ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

レダ〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)

レダ〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)

レダ〈3〉 (ハヤカワ文庫JA)

レダ〈3〉 (ハヤカワ文庫JA)

刊行がけっこう前で文章は若いが完璧な完成度。瑞々しいとともに胸に迫る切なさがこれぞ天才・栗本薫節。
以上、読むべし!
‥‥って、あれ、絶版‥‥?


しかし、時間つぶしネタなのに途中で面倒臭くなる私って‥‥しかも主旨からどんどんズレいくし‥‥厘時さん、スミマセン‥‥。

篠田節子で仕切り直し

確認したら既読が七冊あった。この時点で思い出すというルールから外れてるんだが、みなさんなんでそんなにちゃんと覚えてるんです? 私がトリアタマなだけかもしれんが、そっちのほうが凄いと思う。
で、既読七冊。作風の幅が広い人なのでSFとは限らないというか、むしろSFのほうが少ないんだが。

順位。
1.

斎藤家の核弾頭 (朝日文庫)

斎藤家の核弾頭 (朝日文庫)

2.
ゴサインタン―神の座 (文春文庫)

ゴサインタン―神の座 (文春文庫)

3.
ハルモニア (文春文庫)

ハルモニア (文春文庫)

一位の斎藤家はやや小ぶりな印象の一本かもしれないが、氏には珍しくあちこちにちりばめられたアイディアで勝負のSFっぽい作品で好き。二位のゴサインタンはホラーだな。鬼気迫る迫力の大作。三位ハルモニアもファンタジーというか不思議な話。最初に読んで嵌った作品である。そういやドラマ化もしてたっけなぁ‥‥。
あ、倉橋由美子なら軽くイケることに気がついた‥‥って、それはまるっきり純文学だし‥‥。
てか、時間つぶしてないで仕事しろ、私。