日本科学未来館『テオ・ヤンセン展〜生命の創造〜』

今度は科学未来館へ行ってきた。お目当ては『テオ・ヤンセン展〜生命の創造〜』である。

短い休み中に遊び倒す意気込みである。朝もはよから起き出して、開場前に並んで朝1のドームシアターのチケットも取ったのだった。このドームシアターはいってみれば最先端プラネタリウムで、全天周・超高精細立体視映像システム"Atmos"を装備した、全天を覆う立体視映像が観られる。プログラムは1日に4種類くらいやっているようだが、今回は『BIRTHDAY 宇宙とわたしをつなぐもの』を観た。
3Dメガネをかけて観るのだが、これが凄かった。頭の周りをぐるっと取り巻くスクリーンに、ぶわっと3D映像が広がると、まさしくその中に自分がいるような感覚になる。息を呑んだ。宇宙空間に浮かんで星々の間を通り抜けていくと、映像に合わせて顔にパラパラと細かい粒が当たるような錯覚がしたくらいだ。映像なので本当に何かが当たっているわけはないのだが、視覚情報ですっかりダマされて、触覚のほうが追随してしまった‥‥んだろうなぁ。とても面白い体験だった。
それから早めのランチバイキングで腹ごしらえ。最上階の見晴らしのいいレストランでしっかり食べてたっぷりコーヒーも補給して、いざ出陣である。
テオ・ヤンセンの作品『ビーチ・アニマル』の揺籃期から現在までを展示している。
木でできたビーチ・アニマルがいたり

なかには芋虫型のも

大抵は大きすぎて写真に納まらない

材料はプラスチックチューブ

試作品らしい小さくてかわいい金属製

何故か片隅にドラムセットが

広くとってあるアクションエリアで、毎時00分から10分程度デモンストレーションが行われる。動くのはこの『アニマリス・シアメシス』。かなり大きくて端から端まで5mくらいある。

静止画だけではこの魅力は伝わらないので、動画を撮ってみた。

他に自分の手で押せるビーチアニマルもいたよ。


それから常設展示の『しんかい6500』の原寸大模型の中に入ってみたり、スーパーカミオカンデの1/10模型の中に入ってみたり、ASIMOが動くのを見たり。

あちこち面白いものがいっぱいでしまいに頭が加熱しすぎて疲れ果て、いったん外へ出て熱を冷ましたりした。中は広いし展示も充実しているし、それぞれデモンストレーションの時間も決まっていたりするので、とても全部は観きれなかった。ここは1日で回るのは無理かもしれない。
それでも最後にミュージアムショップに寄って、地球ゴマとUV感知ビーズとビーチアニマルTシャツを買って帰ったのだった。


日本科学未来館
テオ・ヤンセン展〜生命の創造〜
ドームシアタープログラム