風に吹かれて舞う『おだい』

びょうびょうと春の風が吹いて散った花びらが乾いた地面に風紋を作る。こういうのを写真に収めるにはどうしたらいいのだろう。などど呑気なことを考えて現実逃避する。
編み針を持つ気にもなれずエンジンの組み立ても先延ばしにしたままである。そろそろおだいクラフトにも取り掛かろうと思うだけで、なんとなく手につかずに過ごしている。今度のおだいは『18禁』とのことで、酒の席でそのことを話したら「張り型を作れ!」と目をキラキラさせたおっさんたちに言われたのだった。なんというおっさんホイホイ・・・・。しかしそれでどうしようかと悩んでいた方針がなんとなく決まるのだから単純なものである。が、まだ細かいところが詰められない。いつもならああでもないこうでもないと頭の中でこねくり回すのだが、なんだかそういう気分にもなれないんだよな。いや、決しておだいのせいではなく。もう『フレッシュ・ゴードン』の宇宙船と光線銃をパクッてチャームにしたブレスレットでも作るか。