風邪だった

ここ1週間の不調の仕上げに風邪をひいた。いや、風邪のせいで調子が悪かったのか、調子を崩したから風邪をひいたのか、はたまた季節の変わり目が諸悪の根源なのか、そのへんの因果関係や主従はよく判らない、むしろこれが風邪なのかどうかすら医者に行っていない私には知る術はないのだ。とにかく咳・喉の違和・発熱・頭痛といかにも総合感冒らしき症状が出たので昼で早退し、次の日は部屋にこもってひたすら寝続け、明けて今日は頭がふらふらするもののなんやら憑き物が落ちたような晴れやかな気分で出勤したのであった。寝すぎて腰はおろか、膝や肘まで痺れた。
調子の悪いときというのはそわそわして寝ても起きても居心地が悪くて身の置き所がない。いちばん楽なのは横になって貧乏揺すりしている状態かもしれない。しかしいつまでも貧乏揺すりし続けるのも楽ではないので程ほどにして、あとはギチギチいいながら横になり本を読んで気を紛らわせていたのだった。
そんなこんなでそろそろ尻に火がついている資格試験の勉強が手につかないのである。問題集を買って安心するタイプ。会社命令で業務の合間に取得しとけ受かったら費用は出してやるとポイ投げされたものの、計画するのと実行するのには雲泥の差があって、ここの段差を乗り越えるのにいつも苦労する。あれやりまーす、こんな心構えでーすと宣言しているうちは本気じゃない、所詮ダメという、古今東西で言い古された真理がのしかかる。大事なことは言葉に出来ない。シミュレーションするのと行動するのは処理回路が違うのだろうか。でもイメージトレーニングも大事って言うよね。それは実行する前提があっての話か。
錆びついたお勉強機構の歯車を木槌でコンコンと叩き、引っ掛かる箇所に油を差して試運転しているうちに試験日程が過ぎてしまいそうだ。