ガウディとサグラダ・ファミリア展に行ってきた

熊に誘われて東京国立近代美術館にガウディの展覧会を観に行ってきた。

完成予定模型

サグラダ・ファミリアねぇ。永遠に未完成かと思ったら技術の進歩で完成する目途が立ってきたんだってね。しかも2026年完工予定とな。あと3年じゃん。140年前から作ってるのに近年になって何故そんな急に、と思ったらCADやプリンタ等の3D技術が決め手になったんだそうな。ガウディは有機的なイメージだったがこの展覧会を見たらバリバリの幾何学だった。あの曲線は両端を留めた鎖を垂らした形状だったのか。そういわれると究極の力学的形状かもしれない。自然の植物の形状もフラクタルだとか幾何学の極北だしな。勘やイメージではなく、数学的な処理に基づいているから3D技術と相性が良かったんだな。

当日は入場制限のため1時間近く並んで入ったが、入っても人が多くて全部をじっくり見られるような状況ではなかった。模型のある3章だけ撮影可だったのは、ドンピシャでそこに興味がある私としてはラッキーだったな。教会の教会たる所以の象徴学的なものや装飾的な彫刻はすっとばし、建物の形だけをねっとりじっくりなぶるように観てきたのだった。

エルフの森かな

横からの光の取入れ方

gaudi2023-24.jp

帰りに寄ったミュージアムショップで尾形光琳豆本を見つけたので喜んで購入した。琳派がすべて好きなわけではないが尾形光琳好き。

バカみたいに絵が上手いとしか言いようがない