- 作者: C.S.ルイス,ポーリン・ベインズ,C.S. Lewis,瀬田貞二
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ああ、キリスト教的な隠喩暗喩のオンパレードだなぁ、ここまで明確だと陰でも暗でもない気もするが、と思いつつ、最後には感動してしまいました。
外側より内側のほうが広くて、内側のほうがより豊かで本物だ、というくだりで、なんて美しい世界観なんだろう、としばし呆然としてしまった。
ただ、それならどうしてこの世界があるのか? そんな問いが自然に生まれると思うのだけど。
一頭の蝶が見た夢ですか。
うまやに入るの入らないのとすったもんだしていましたね。
その間中、私の頭から離れなかったのは、中に入ったらそこは六角堂で、煩悩に苦しむ厩戸皇子*1の前に、瑞雲にのった菩薩が天女を引連れて降りてきたりしないかな(しないしない)、ということでした‥‥雑念のカタマリ。
いや、「うまや」とはいわゆるあのベツレヘムの厩にちなんでいることは判っているのですが‥‥。