故も由もない

読み中の本は「サドルの上で考えた」。読み終わったら、またアップします。
自転車に乗っているときは、無闇に脳が活動するというのはよく判る。完全に覚醒しているけど大脳が暇だという感覚、著者と同じく自転車通勤している私にとっては、そうそう、と大きく頷けます。
しかし、このエッセイ集もかなり軽い話題ばかりですが、私の頭の中ではいつも、もっとくだらないことがグルグルしてます。大概、愚痴の域を出ません。
ライブドア社長の堀江さんが、拘置所の中でハングル語などの勉強をしているというニュースを見たときも思ったのですが、できる人って時間を無駄にしないよな。決まった食事が出て、家事の必要もなし、狭い部屋で坐ってるだけの拘置所生活は、勉強するのにこれ以上ない環境ですね。もっとも、公判中の焦りやプレッシャーをものともしない精神力が必要でしょうが。
彼に限らずつらつら見ていて思うのは、何でも次につなげていくバイタリティというか、生真面目さもそうなんですが、状況や体調に左右されない自若さも、大物の条件なんでしょうなぁ。
‥‥ふと、遠くを眺める気分です。