カレンダー

来年のカレンダーはどうしようか。
毎年、迷った末に買わずに済ますことが多い。会社勤めしているときは、黙っていても何冊かは手に入る。デザインさえ気にしなければ、それで間に合う。
だけど、向う一年ずっと目に入るものだと思えば、やっぱり気に入らないものは部屋には飾りたくない気がする。この先の一年。ちょっと長い。未来の一部を決定するような気分になってしまう。
私の好みでは、気に入らないデザインならシンプルなもののほうが良い。それなら写真や絵が入っていないタイプも、割と会社関係で貰ったりするじゃないか。大きめに打たれた日付の数字とちょっと書き込める欄があったりして、下端にあっさり社名が刻印されているようなやつだ。それでいいじゃないか。
良いような気もする。たかがカレンダーだ。
だけど‥‥一年間、ずっと味気ないのもまた厭なのだ。
そうしてぐずぐずしている間に旧正月になってしまい、店頭にはもう売れ残りしか残っていないというのがいつものパターンだ。今年の年頭では諦めて、気に入らないカレンダーをひっくり返して白紙を表に壁にかけ、二カ月ごとに自分で描いた。自家製だからといって、売っているものよりも自分にとっていいものができるとは限らないのが、この世の哀しいところだ。
今年はどうしようか。買うなら今のうちに探しておかねばならないが、ざっと見た限りで気になったものは‥‥。

犬川柳 2007年カレンダー

犬川柳 2007年カレンダー

いくら柴好きだからって、これを部屋に飾るのは‥‥どうなの、私。