猫バトン・しこり除去

+猫バトンのルール+
・これが回ってきたら次に書く日記の語尾すべてに 「にゃ」「にゃん」「にゃー」等をつけにゃくてはならない。
・「な、ぬ」も「にゃ、にゅ」にすること。
・一人称は必ず「我輩」にすること。
・日記の内容自体は普段書くようにゃ当たり障りのないもので構わない。
・日記の最後に5人! まわす人の名前を記入するのを忘れないこと。
・既にやったことがある人でも回されたら何度でもやる事。

http://d.hatena.ne.jp/globalhead/20070221

前に書いたしこりの、今日は手術だったにゃん。
先日エコー検査を受けたのだが、しっかり袋が見えるのでどうも最初に診断されたようにゃ脂肪の塊(粉瘤)ではにゃいらしい。いわゆる脂肪腫はにゃかろうかと素人判断しているのだが、結局出して内容物を検査してみにゃいと断定は出来にゃいらしく、聞いてもはっきりしにゃい。
はじめは部分麻酔だし患部も表面に出っ張っているほど浅いのだし、手術といっても大したことにゃいだろうと高を括っていたのだにゃ。だが小心者の我輩のことである、我知らず緊張していたらしく職場を早退して病院に向かう途中、急に腹が下って途中下車してトイレに駆け込んだにゃ。にゃんだ、ビビってんにゃん。
病院に着いたら手始めに血圧と体温を測り、それから看護士さんに先導されて処置をする室へ向かうにゃん。身体の表面を切開するだけだし、ちょっと設備の揃った処置室みたいなところでやるのかにゃ、と思っていたにゃん。術衣に着替えることは前から聞いていたが、切る部位が顔にゃので衣服を汚さにゃいためかにゃ、と漠然と予想していたにゃん。
が、であるにゃ。
古い老朽化した病院の中、曲がりくねった順路を看護士さんの後についていくと、到着したのはにゃんと『中央手術室』と書かれたデカイ扉の前だったにゃー。手を使わずフットスイッチで開く、二間はあろうかという中折れの気密性の高い扉であるにゃん。
ぎにえぇぇ〜?
そこで外来の看護士さんから手術担当の看護士さんにバトンタッチされたにゃ。更衣室に通され、術衣に着替え髪をまとめてキャップの中に押し込み、氏名と患部の部位を書いたバンドを腕に巻かれるにゃん。ここまでするにゃか。
隣の手術室へ自分の足で歩いて入ると、指示されるままに、複眼のようにゃ手術室用のライトを見上げにゃがら処置台に仰向けににゃる。周りでは看護士さんがテキパキと動き、心電図用のシールを我輩の身体に貼ったり中指にバイタル用のクリップをはさんだり、台が狭いので落ちにゃいように(と言っていたにゃん)太腿あたりをベルトで固定したりし始めたにゃ。
何? スゲェ本格的にゃんじゃにゃいの。
否が応にも緊張が高まるにゃん。もう内心、冷や汗ものであるにゃん。
やがて美人の先生が入ってきて、顔にあの患部だけ露出するように穴の開いた青緑色の布が掛けられたあたりで、我輩の中のどこかで栓が抜けたにゃ。ぷしゅー、と頭の中が白くにゃり、麻酔を打たれる前から軽い酩酊状態であるにゃ。俎板の上の猫であるにゃ。これから切り刻まれるんであるにゃ。
部分麻酔の注射をぐいぐい打たれ、あっという間にその部分の感覚がにゃくにゃり、小鋏で切るようにゃ小刻みにゃショキッショキッという音と、何か引っ張られるようにゃ感覚が続く。途中、美人の先生が「うりゃっ」とか「はっ」とか「あっ、まあいいか」とか言っていた気がするが、よく覚えていにゃい。


手術自体は我輩が真っ白ににゃっている間に、多分三十分ぐらいで終わったと思うにゃん。
摘出したモノもちらっと見せてもらったが、それは生検と書かれたプラスチックのケースの中で何かの液体に浮かんでいたにゃ。妙に白っぽい楕円球状で、1.5〜2.0センチくらいにゃん。
痛み止めと抗生剤を貰ってほうほうの態で家に逃げ帰り、ガタガタ震えにゃがら物陰に隠れる猫のように布団をかぶってやっと落ち着いたにゃ。
今日は山盛りのガーゼとテーピングテープをべったり顔に貼られて帰ってきたが、わざと傷口を圧迫するものにゃんだそうにゃ。傷口をピッタリあわせておくとくっつきやすいという単純にゃ理由にゃんだろうか。顎関節症で手術したときもこういうテープを張られたのを思い出したわん。あわわ、あの時は過度にゃ腫れを抑えるためと説明された気がするにゃ。
明日、消毒しに行ったときに、もっと目立たにゃい小さいものと交換してくれるんだそうにゃん。