健康補助食品

出勤前にコンビニへ寄ったらば、カロリーメイトのポテト味が新発売ということで、レジ前の籠に山積みされていた。
コレは買わねばなるまい。
この健康補助食品というのが、なんとなく好きである。もともと私は甘いものをあまり食べない。だが小麦粉は好きだ。クッキーやビスケットがもう少し甘くなければいいのにな、というジレンマを解決するのがこのテの類である。まるで私のために誂えてくれたかのようだ。
もっとも、若い頃は甘いお菓子を出されても口にしないほど徹底していたが、この頃は自分で買っても食べるようになった。蛇足だが、その分ウェイトコントロールに少々骨が折れる‥‥トホホ。
顎関節の手術のあと三ヶ月ほど流動食だったもので、噛めるようになっても筋肉も歯茎も弱ってしまって、普通の食事は食べるのに非常に時間が掛かるという時期があった。この頃は咀嚼・消化する際に使うカロリーと、摂取するカロリーがとんとんなんじゃないか、私はコアラか、と悲観するほど食べるだけで疲れた。そんなとき、ちゃっちゃと栄養補給できるコレと牛乳にはかなり助けてもらった。それと同時に、背に腹は替えられないというか身体が要求するものは美味しく感じるというかで、牛乳に蜂蜜をたっぷり入れて飲んだりしたせいか、甘味への抵抗も激減したのである。なお、その後すっかり回復したが、抵抗値は変わらない。
しかし、近頃のなんでもかんでもローカロリーだのダイエットだのいうのはけしからん。食べられないから少しの量でぎゅっと詰まった栄養素とカロリーを欲しているというのに、カロリーたったの58キロなんていわれても、嬉しくもなんともない。その前の顎を固められて袋ゼリーばかりちゅるちゅる吸っていた頃もそうだった。噛めないからゼリーで補給しとんじゃい! きっちりカロリー取らせ! ‥‥というのも今は昔で、今はだからウェイトコントロールがね‥‥トホホ。
その点、大塚製薬は偉かった。カロリーメイトは固形もゼリーも*1きちんと一袋で二百キロカロリー。同じような食品を作っている他メーカーが軒並みローカロリーに流れている中、大塚だけは狂い違わず本分を守り通しているのだった。芯がぶれていない。素晴らしい。以来、私は大塚製薬信者である。*2


前置きが長くなったが、早速買って食べてみた。
ポテト味ってどうよ、ベジタブル味はあんな感じだしなぁ、いやいや私は嫌いじゃないが置いてる店は少ないよなぁ、と一抹の不安はあったのだが、口にしてみると動物系のうまみと程好いスパイスが効いて、じゃがいものポタージュのような味であった。
美味しゅうございました。さすが大塚製薬

*1:幼少の頃の思い出により、液体は避けているらしい。

*2:信者というほど追いかけているわけではないが、調子が悪いときのスポーツドリンクはポカリスエットと心に決めている。