W-ZERO3:デカデンワで読書

自慢のデカデンワで読書をしよう計画発動である。今更だが。
テキスト表示ソフトとしては、バンドルでブンコビューワが入っているのだけど、これはルビが処理されない行間を狭くすると処理できない(行間が広いと読みにくい)、縦書きにしたときの句読点の位置が変、などちょっと難がある。青空文庫は基本的に著作権が切れた古いネタが多いので、ルビがあったほうが読みやすいのだ。しかも文体が古いから、横書きではどうしても違和感を拭えない。
それを解消するために青空子猫をインストールすることにする。ちなみに青空子猫をインストールするには、先に.NET Compact Framework 2.0がインストールされている必要がある。あと青空文庫DL専用ブラウザのPocketSkyViewがあると、使い勝手がかなり向上する。そもそもW-ZERO3のネット力は、そんなに強くない。フルブラウザだと見るだけならともかく、検索して落とすなんてせせこましいことはやってられない。その点、PocketSkyViewはさくさく動くので非常に快適である。
以下、こういったことを見様見真似で適当にやっている、電子機器レベルが低い私なりの覚書である。
今回用意したソフト

まずは「.NET Compact Framework 2.0 Service Pack 2 再頒布可能パッケージ」というページでNETCFSetupv2.msiというファイルを落とす。インストールするにはUSB+ActiveSyncで端末をパソコンにつないで、パソコン上でDLしたファイルをクリックすると勝手にインストーラが展開する。手順に従っていくと、端末画面で云々というような(曖昧)表示が出るので、今度はW-ZERO3のほうで保存する場所を選ぶ。このソフトはサイズがそこそこあるので、私はminiSDに入れた。これは本体でもminiSDでも支障はないらしい。保存できればインストールは完了である。
次に青空子猫はパソコンで最新版のaokoneko_setup_111.cabを落とし、そのままファイルを端末にコピー。あとは端末上でファイルをタップするだけでインストーラが展開してくれる。いろいろ設定できるので、使いながらカスタマイズするといいと思う。ちなみに私はこれは本体に入れた。詳しいレビューはウィルコムファン「縦表示でも句読点が見やすくきまる青空文庫ビューア/青空子猫」をご覧あれ。
次いでPocketSkyViewはPocketSkyView-0.4.CABというファイルを落とす。これも.cabなので端末にコピーし、展開。私はインストールは本体へ、のちに設定からデータの保存先はminiSDにした。こちらも詳しいレビューはウィルコムファン「作者の選択から作品のダウンロードまで行える青空文庫ブラウザ/PocketSkyView」で。試しに青空文庫でひとつDLしてみたのだが‥‥zipを解凍してくれない。このソフトでDLしたら勝手に解凍&元ファイルを削除してくれるはずじゃなかったのか‥‥どこで間違えたんだろう‥‥どよ〜ん。保存先とか階層とかの問題かしら。教えて、誰か詳しい人!
慌てて解凍ソフトを探したら、前に入れておいたGSFinder+で解凍もできる事を発見。自分でインストールしておいて、判ってなかったんである。怪我の功名だ。今はそれでピコピコとひとつひとつ解凍し、するとなんだかローマ字のファイル名になるので一個一個かな漢字に名前を変更している。
しかし青空子猫でテキストを開いてみると、おぉ、こりゃすごい。キレイに縦書きかつ快適に動いてくれる。今回はフォントは弄らなかったのでゴシック表示なのが微妙に惜しいのだが、フォントもインストールして明朝にするともっと気分よく読めるかもしれない。あと、重箱の隅をつつくような瑣末な話で恐縮だが、願わくば「次ページ」で前のページの最後の一行が、次のページの先頭に残っててくれるといいかなぁ。いや、本のページをめくるときは、ページの最後に近づくにつれて次の一枚を徐々に持ち上げつつ、読みきったら間髪いれずサッとめくる、という感じなんだけど、電子書籍は画面がポンと切り替わってしまうから、ちょっと感覚が違うんだよね‥‥。