裏地と表地は収縮度合いが違う

この週末は久しぶりに予定がなく天気の良い休日だったので、のんびり冬物を洗った。ドライクリーニングものをまとめて洗濯機に放り込み、手洗いモードで回す。中綿のコートはクリーニング店へ持っていこうかと準備していたら、去年出して失敗された記憶が脳裏に蘇る。クリーニングから戻ってきたそれは、フードはファーの途中で折癖がつき、目の細かいファスナーで着脱できるようになっていたのが、噛み合わせが悪くなって閉じる端からぱっくりと開いてしまうようになったため、今年はもっふもふのファーが一度も使えなかったのだった。
そんな腹立ちも手伝って、もうふわふわのついたフードは捨てるしかないし、ダウンでもなんでもない中綿なんだし、験しに自分で洗ってみようと突然思い立ってニットと一緒に洗濯機へ放り込んでみた。
その後、これといったオチがあるわけではない。たいていのことはやってみればなんとかなるもんである。中身が片寄るかもと危惧を抱きつつ、しかしあんまり気もつかわずに針金ハンガーにひっかけてベランダに干した。もともと薄い綿だったおかげか、特に支障ない様子で乾いた。保温力が変わっているかどうかは、次の冬が来てみないと判らない。ダメなら買い換えるさ。ケ・セラ・セラ。