- 出版社/メーカー: 角川映画
- 発売日: 2010/08/27
- メディア: DVD
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これな、仕事にしろ対人関係にしろ自分がいままで周りにしてきたのはどういうことなのか、その立場になってみて初めて判ったという、単純なお話なんだよな。ただこの映画のいいところは、ライアンがしっぺ返しを受けて再起不能なほどどん底に落ちておしまいだったり、はたまた悔い改めて急に生活態度を180度変えたりはしないところだな。彼はその軽薄さ愚鈍さも含めてある種の現代人をデフォルメした人物像なわけで、いいところもあれば悪いところもあるのが人間というものである。一部をあげつらって人格を丸ごと全否定しても仕方ない。そこは人間愛である。