今年観た今年公開の映画たち

映画館ではなくDVDで観た今年公開の映画である。DVDは観るだけ書ききれないのでサボっているのだが、年末に私的映画ベストテンを作る都合があるので拾い出してみた。「今年」というのは基本的に日本での公開日程が2012年に引っかかっていれば入れて、DVDスルーの作品はまあそれなりに。厳密などという言葉は私の辞書にはない。

おとなのけんか (監督:ロマン・ポランスキー

これは面白かったですね。小粒なんだけど噛みしめると酒のアテに最高な深みのある味がしっかりとするホヤの燻製みたいな。

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら (監督:イーライ・クレイグ)

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら [DVD]

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これも超面白かったですね。ビャビャビャと血飛沫が散りゴゴゴゴと肉がミンチになりドスッと杭が刺さるのに、このトボケ具合。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い (監督:スティーヴン・ダルドリー

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

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これまたいい映画でしたね。主演の男の子はオーディション出身の普通の子だったらしいんだけどとても良くて、設定もお話に嵌ってた。うわんうわんと頭の中が嵐になるのがね、そりゃそうでしょう、そうだよね。

ジョン・カーター (監督:アンドリュー・スタントン

前評判はイマイチだったけど、アクションも良かったし空も飛ぶしいいと思ったけどな。なにがイマイチだったんだろ。

Project X (監督:ニマ・ヌリザデ 2012年)

DVDスルーの1本。サエない高校生がバースディ・パーティーを開いたら、どんどん話が大きくなってどんどん人も集まって、閑静な住宅街でドンちゃん騒ぎになり歯止めが利かなくなり‥‥というお話。なんか、うん。ちょっと面白かった。

アーティスト (監督:ミシェル・アザナビシウス)

無声映画のスターは喋らず、トーキーが台頭してきたところで急に音が入るなど、映画史をなぞるようにこの映画そのものの技法も移り変わっていくメタ的な手法が面白かったな。男は古きよきいい男でねぇ。カッコよかったけどもうあんなのは時代遅れなんだろうねぇ、とお婆ちゃんぽく言ってみたくなる。

戦火の馬 (監督:スティーヴン・スピルバーグ

戦火の馬 ブルーレイ(2枚組) [Blu-ray]

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馬が必死。馬が走る。馬の演技力が素晴らしい。馬、かわいいよ、馬。