耳鳴り考

昨日から急に耳鳴りが聴こえ出した。
耳の奥でアブラゼミがジジーッと低く啼くときのような音がおこる。数十秒くらいでなくなるのだけど、時間を置いて何度か繰り返されると、ちょっと気味が悪い。
会社の先輩は「それ、絶対メニエールだよ」と断言する。自分が罹患したことがあるので、耳鳴りといえばメニエールしかないと思っている。
眩暈がするはずだといわれれば、少しクラクラする気がしてくるのは、病は気からってヤツなんだろう。ところで、メニエールの眩暈って、回転性の激烈なヤツじゃないの。少しくらいフラつくのは、違うんじゃないか?
メニエールといえば、内耳に水が溜まるというイメージがある。確か利尿剤を服んで、排泄を促すんだよね。
それは厭だなぁ、腎臓があまり丈夫じゃないので、利尿作用があるのはペットボトルのお茶に至るまで避けてるのに。
それに病院に行くほどの症状じゃないし、自前で何とかならないかなぁ。
とりあえず「耳鳴り」で検索をかけてみた。

首周辺の筋肉で起こる酸素欠乏は、頸椎を走る神経はもちろんのこと、「内耳動脈」などの血流障害を起こし、発症する耳鳴りもあります。
耳鳴り対策支援ネット

コリが原因ってことですね。

ただ単にもむだけでは筋肉の繊維をつぶしてしまい、逆に悪影響になることもあるようです。

え、そうなの?
そんでコリの原因となるのは、お定まりの疲れ・ストレスといった漠然としたものが並ぶ。医療の問題ではなく、人生相談の分野だってことですな。
この疲れやストレスという言葉が出てくるだけで、つまり原因不明・難治療とイコールだと判断するのは、早計でしょうか。

耳が疲れて聞こえが悪くなっているとき、具体的にどこが疲れているかというと、内耳の中の蝸牛(カギュウ)という器官の中にある「毛」なのです。
ためしてガッテン

あ、毛が疲れてるんですか。それは意外だったなぁ。
その毛を休ませるには、どうするか。
無音状態は却ってストレスになるらしい。血行を促し、自律神経が正常に機能できるようにするとな。つまり、アルファ波が出るような、脳にとって心地良い状態を作り出せばいいわけですね。
じゃあ、この週末はモーツァルトでも聴いて、まったり毛を休ませることにしますか。