さて、横浜である。到着を友人に報告しなければと思いつつ、なんだかそこまで手が回らない。
風邪はだいぶ良くなったが、今度は眠くてたまらない。眠いというより一度寝たら目が覚めず、予定がこなせなくて困る。これはアレだ、無意識に現実逃避していることの表れだ。私にはそういう癖があるのだ。起きて現実に向かうのがイヤなばかりに、予定の時間を過ぎても眠り続けてしまう。逆に日常が楽しくて充実しているときは普通に起きられるのだから、そういうことなんだろう。
少し前に流行った”男脳女脳”という括りでは、私は男度６０％くらいだった。地図は読めるし車庫入れも苦手ではない。趣味は工作でからくりを考えるのも好きだ。だが、人の話は聞いていない。
なにより、女性は物事を並行処理するのが得意だというが、私はこれがまず苦手である。テレビを見ていると会話ができないし、本を読むときは音楽などは邪魔になる。簡単なことでも細々とやることが沢山あると、どれから手をつけていいやらワケが判らなくなる。馴れた仕事はできても、雑事を間違いなくこなすことはできない。だから秘書やまとめ役などの臨機応変な対応を求められる職業の人は、それだけで尊敬してしまう。
だからなんだって、引っ越しに伴う手続きその他が煩雑すぎて、パンクしかかっているのだ。もっというと凡ミスの連発で凹んでいる。あ〜もう、働くだけなら楽なのに。
