音楽談義

電話で話すとちょっと眠そうだ。
行ったイベントの感想でああいう音楽はキミの耳にはどうなの、といろいろ訊かれるけどまだよく判らない。
たぶん、ジャンルの問題ではないんだな。いままでもこのジャンルが好きとはっきり言えるものはなくて、どちらかというとこの曲は好き、この人/ユニットの曲はだいたい好き、というくらいか、そうじゃなければこの楽器をこういう風に鳴らした音が好きという具合だったから。
ジャズやクラシックとかサントラ、インストは自分がほんの少し楽器をかじっていたのもあって、好んで聴くジャンルではある。その中でもアゲアゲのノリノリで嬉し楽し舞い踊れってのもあるし、間延びしてて退屈に感じるものもやっぱりある。同じ曲でも指揮者が誰で演奏しているのがどこのオケかでも変わってくるわけで、そこは音源を料理するDJのセンスというのと同じようなもんなのかな。よく判ってないけど。
あと、ある程度以上の高音がとにかくダメかというと、そういうわけでもないらしい。自分でもどういう基準なのかはっきり判ってないんだが、フィフスエレメントの歌姫の声はたとえ処理されてたとしても気持ちよくて鳥肌が立つし、テクノでも電子音ばかりのは未知との遭遇のUFOと交信してるんかな、というぐらい判らない。音の好みが保守的というのはいえるかも。あ、重低音は昔からわりと好きだ。
たぶん、馴れていろいろ覚えていったら、私はDJごとに聴くようになるんだと思う。今回もゴレンジャーがパフォーマンスしてたときに聴いた音は好きとか、別のDJはよく判んないという感じ。二階のもアナログな感じがして楽しかったな。
だからテクノとかハウスとか、ジャンルはあんまり考えてないんだよね。そのあたりをちゃんと突き詰めないから、私はオタクになれないのだった。