FIMO:透かし模様のオオスカシバ

散々前フリしてきたが、オオスカシバのブローチがやっと出来たのである。ストールを留める大振りのブローチが欲しかったから作ったのだった。モチーフが蛾のオオスカシバになったのは、≪おだいクラフト第2回テーマ「Insect・虫・むし・蟲」≫に応募するためでもある。

写真多めなので興味のある方だけどうぞ。
材料は焼成すると硬化するFIMO。粘土遊びである。ネットで情報を集めていて半透明があることを知り、使ってみたくて堪らなくなったんである。しかし売り場に行ったら白っぽいのが三種類くらいあって表記は横文字のみ。パールホワイトはかろうじて判別できたのだが、半透明ってなんていうんだ‥‥10分くらい頭を抱えた末にひらめいた。デンワに最初から入っている辞書アプリを初めて使ったよ。
今回買ったのは半透明とパールホワイト、あとなんじゃこりゃという興味半分でゴールドのラメ入り。なんか黄色いけど、焼くとどうなるんだろう‥‥とそそられたのだが、焼いてみたらちょっと透過するかもしれないという程度で、そのまんま黄色地に金のラメが入っているものだった。

データ上のデザインをいろんな大きさで並べてプリントアウトし、実際につけるピンと比べて大きさを決める。今回は45mmのピンに本体は対角70mmにした。

薄い樹脂のシート、つまり透明のクリアファイルに貼り付けて、白の部分をキコキコと切り抜く。裏から見たほうが判りやすい。

六角形の外枠も切って、これで型の出来上がり。

粘土を捏ねて模様を作り、伸ばした上にこの型をのっけて形に添ってくり抜く。手持ちのスパチュラでは太すぎて上手くいかなかったので、裁縫用のマチ針を使った。そして110℃のオーブンで30分焼成

カッターで裏側からバリを取る。遠慮なくバリバリ削る。バリだけに。(すいません‥‥)
本体の出来上がり。

デザインカッターでなるべく真っ直ぐにしたのだが、無謀に細いデザインの部分はやっぱりよれてしまった。
真ん中に色付きの筋を入れたのは、この部分にピンがくるので、なるべく誤魔化すためである。前回の余りとラメ黄色を混ぜて作った。半透明+透かし模様ということで、ピンをつけたらどうなるかと気になったのだけど、心配したほど目立たなかった。でも表側から見ると筋がちょっと邪魔だな。なくても良かったかも。

焼成前は白かった粘土が、焼くと本当に半透明になったよ。パールホワイトの筋を入れて、なんとなく半貴石風にしてみた。半透明の素材は面白いな。余っているのでまたなんか弄ってみよう。

なにはともあれ、これで夏から考えていた『透かし模様のオオスカシバ』をクリアしたので、個人的には満足である。(動機が駄ジャレ)