聘珍樓の極上饅を食べてみた

寒くなってきたし肉まんが食べたいな、とふと思い立ってネットで肉まんを探してみたのである。世の中には大きな肉まんというカテゴリーがあって、中華街のどこそこで売っている蒸かしたてのが大きくて美味しいとかいろいろ評判になっているらしい。また方向性違いでは中身の具材に凝っていて有機育ちの黒豚だとか三日間煮込んだ角煮がごろっと入っているとか豪華な中華素材が目白押しになっていたりもする。ふむふむと情報の奥へ分け入っていくと、その両方を極めた極上饅というものの存在に行き当たったのである。出しているのはかの有名な聘珍樓。煽り文句には、

あんにはフカヒレ・金華ハム・ホタテ貝柱・海老と上質のアラビキ豚肉と椎茸、冬筍、くわい等、たっぷりの具材を牛乳で練り込んだこしの有る特製の皮で包みました。

とある、最高級の中華まんなのだそうな。大きさも1個300gと重量級である。そしてお値段は1個で1,134円 (税込)。店頭では毎個パックに入って売っているのでひとつからでも買いやすい。

どん。パッケージも高級感あふれるデザインとなっている。

皿に出すとこんな感じ。大きさ比較用に山葵のチューブを置いてみた。高さは10cmくらいあって、どっしりと持ち重りがする。これにちょっと水を振りかけて、ラップをふわっとかけてレンジでチン。

断面を切ってみるとこうである。肉まんというか、ホタテ貝柱、えび、ふかひれ、椎茸、干し貝柱、金華ハムなどがごろごろ入っている間をミンチ肉でつないである感じである。皮はむっちりとして小麦がほのかに甘い。ひとつひとつの具材が大きいので、切り分けて食べると場所によって違う具が楽しめる。
お値段もお値段だけども、何人かで分けて食べるとすればそんなに大それたものってわけでもないか。これを両手に抱えてひとりでかぶりついたら充分におなかいっぱいになれるし、かなり贅沢な気分に浸れるだろうな。


◎ 参考:中国料理・広東料理「横浜中華街 聘珍樓 へいちんろう」オフィシャルサイト