鳴子温泉旅行

現場終わりの恒例で温泉旅行である。今回は事情ありで実家に寄れたほうがいいなということで、仙台に近い鳴子温泉に行ってきた。JRトラベルで新幹線と宿とレンタカーをセットにすると安いのだ。ところで鳴子って「なるこ」なんだな。私が発音すると鼻濁音で「なるご」なんだけども。

ざあざあ降りのなか、実家からレンタカーで一路鳴子へ向かう途中で、岩出山の感覚ミュージアムに立ち寄った。調べるまで岩出山ミュージアムがあるとは知らなかったが、行ってみたらこれがちょっと他にない面白い施設だった。中では写真は撮らなかったのだけど、五感に訴えかける体験型ミュージアムで、真っ暗な中を手探りで歩いたり薄ぼんやりした中で寝転がってみたり、穴の中に手を突っ込んでみたり頭を突っ込んで匂いを嗅いでみたり、なんか夢に出てきそうな体験をした。

建物の外観からしてちょっと面白い。ざあざあ降りだけど。

外に出ると霧が発生するようになっているらしい。

晴れていれば屋上でももうひと遊びできそうだったが、あいにくこの日は記録的大雨であった。移動が車でよかった。その後、道の駅に寄り道したりしてのんびり下道で鳴子温泉に辿り着いた。

鳴子温泉はホテル亀屋さんに投宿。立派な玄関だ。

泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉、温泉といえばこれというイメージ通りの硫黄臭のするちょっとぬるっとしたお湯である。アルカリで肌の表面が溶ける系で美肌の湯といわれるタイプなので、出た後は保湿が肝心ですな。よく地元では鳴子のお湯は「強い」といわれてたっけ。夕食前と朝食前に2回お湯をいただきました。

部屋から奥羽東線が走っていくのが見えた。2両編成のかわいい列車である。

2日目は潟沼へ行こうかと思ったのだが大雨の中をレンタカーで突っ込むには少々道が不安だったので断念し、鳴子峡谷にかかる回顧橋へ。

さっき自分らが車で渡った橋を回り込んで眺めるという趣向である。紅葉の景色が人気なのだがその季節は山の中の1本道なのでむっちゃ渋滞するのだ。

そこから鬼首へ走り、なんとか間欠泉に辿り着いた。

大雨のせいか、湯滝への降り口は立ち入り禁止になっていた。

脇を流れる川は茶色の濁流となっていた。

それでも間欠泉は噴き出していた。そりゃそうか。ここは湯温が高く、売店で買った生卵を沈めて15分待つとその場で温泉卵が食べられるらしい。大雨で心が折れたのでやらなかったけど。

帰りは道の駅にまた寄りつつ、東北道に乗ってばびゅんと一気に仙台へ戻ったのだった。明日は食べたもの編。