嘘つきぃ〜

ようやく給料が出た、らしい。まだ口座を確認していないので、本当かどうか判りませんが。
ええ、社長は平気で嘘をつく人なので、数字を見るまでは安心できません。
いやはや、辛い渡世ですねぇ。ちょっと金の流れが滞るだけで、たちまち往生してしまう。現金労働者はすぐに日干しになれる。毎月決まって労働報酬が出ると信じて生きていますが、しかし信じるのは勝手だけど、実際にそうならなかったら、すぐ行き詰るんですよ。それで何を信用しているのか。嘘つき社長か?
そりゃ、労働の対価を貰うのが当たり前の権利で、逆に払ってもらえなかったらそのほうがおかしいので、請求するとか訴えるとか、色々手段を講じるってことはあります。
でもそれはさぁ、理なんだよね。理ってのは、通じないこともある。
役員になってくれといわれたときにも色々考えたんですが、会社の資産と個人の資産とは関係ないのが建前ですね。でも会社の借金はどうかというと、例えば共同経営者が金を持って逃げたら、残されたほうは借金を被るでしょう。個人が保証人になるのとは違うはずだけど、実際は同じような目に遭うんじゃないかと思う。
何故か? 取り立てられるからです。
私はその道のプロじゃないし、そんな目に遭わないように一生懸命回避しているので、体験したことはありません。でも、人は強引に要求されると、理に合わないことでも断れないもんだってことは判ります。
そうでなければ、違法金利がこれほどまかり通るわけがないので。
国対国でも、人対人でも、犬対犬でも、どっちが強くてどっちが言いなりになるか、が真実なんだと思います。モラルや法律を守る守らないは、生きていくのに実はあんまり関係ない。
法律とはリスクの規定であって、それだけで人を言いなりに出来るものではない。
じゃあ、どうしてこんな不安な生活を続けていけるのか。ま、一番は他に手段を知らないということですが。
それ以外では、慣例や世論と、問題となる人物が持つ価値観の関係を観察・推測して、この人はこう動くだろうな、自分の都合の良いような結果になるだろうな、と思うから結局それに賭けているんじゃないかなぁ。
賭けに負けたら、ハイ、それまでよ。自分の不運と見る目のなさを呪うしかないんでしょうね。