読了:「続59番目のプロポーズ」(アルテイシア)

続59番目のプロポーズ 2nd season

続59番目のプロポーズ 2nd season

相変わらず軽快で男気溢れる言動には、スカッとします。そして幸せなんだね、というのが良く判った、判ったから! あはは。
余計な見栄を張らずに自分にとって何が幸せか、ということをちゃんと考えて生きていれば、迷いは確実に減るし、無いものねだりの苦しさからも開放される。法話のようですが、ま、真理はいつでも単純で言い尽くされている。
私は著者とほぼ同年代だし、まるで友達の話を聞いているように、ああ判る判る、という部分が多かった。もちろん違うところもありますよ。
親に無視された彼女とは逆に、私などは厳しく理想を求められ、考えるな従え式に育てられたので、成人年齢に達したとたんに、「考える」とか「経験する」などのコマンドを持たないまま、ポンと世間に放り出された気がする。それはそれで色々あったけども、結局彼女と同じように「自分の人生は自分で決める」ことに行き着いた。
なんて単純。幼稚園で教えればいいのに。
そんなことを考えつつ、末永くお幸せに。