昨夜放送されていた「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」の宮崎駿特集（参考）をちらりと見たら、止まらなくなった。
なんでこんなに面白いんだろうと考えると、物を作る現場というのは無条件で面白いとか、宮崎さんのお人柄とかいろいろ出てくるのだけど、ともかく画面に映る風景がよかったのだ。
宮崎さんは古い木造建築がお好きなのだろうな。たくさん切られた窓のすぐ外に大きな木があって風に揺れている。海の傍の崖の上にある家では、窓枠が額縁かのようないい眺めが見晴らせる。外観も洒落て古びた落ち着きが、質の良さを思わせる。
取材するディレクターはひとりでビデオカメラを持ち、書生においてもらうつもりで密着したそうだ。画面に映る宮崎さんはその彼に向かって喋る。見ているこちらはまるで宮崎さんの個人的な雑談を聞いているかのような感じがする。
映画の中のような画面に釘付けになりながら、こんな生活をしている人もいるんだなァとため息が出る。
途中からだったけど、好いものを見た。
