二間で網戸二枚だよ!

ウチのベランダには引き違いのガラス窓が二枚×二セットついている。つまり二間。そこに網戸を設置する場合、ガラス窓二枚に対し一枚の網戸というのが一般的である。
だから網戸を二枚注文した。
確認の電話のとき、ベランダが二ヶ所ありますよね、と聞かれたのでベランダは一ヶ所です、と答えた。長いベランダに横並びで二間の掃き出し窓がついているのだから、ベランダは一ヶ所である。このときは何の疑問にも思わなかった。
そしたら取付けに来てみたら、いつの間にか注文変更されてて網戸が一枚になっていた。
単なる行き違いである。
しかしだ。確認のときに二間ありますね、とか、二組ありますね、とか言ってもらえたら、そうですね、で済んだ話なんじゃないのか。多分想像だが、イマドキの女性は尺貫法を知らないかもしれないと判断されて、電話口ではベランダが二ヶ所なんて変な表現になったんだろう。そんで窓ガラスが二枚あるところに網戸も二枚と勘違いする客というのは、ありがちなのかもしれない。とくに建具のことをよく判ってない女性は。そんなプロらしい気遣いをしてくれたのであろう。大きなお世話だ。*1
なんだかなぁ。
とにかく穏便にもう一回来てもらうことにしたんだが、日本に住む老若男女にとって尺貫法があまねく常識で共通言語として機能していたなら、結果こんな面倒なことにはならなかっただろうに、悔しくてならない。


‥‥その前に他人と話すのがヘタ過ぎだろ、私。

*1:ホントのところ、建具屋は躯体より窓を主体に考えるだろうから、一窓一ヶ所で勘定するんかな。ベランダそのものは一ヶ所でも窓が二組ならベランダ窓二ヶ所、という具合に。