横浜:アイリッシュパブ グリーンシープ


横浜にある数少ないパブである。今回はハンズ裏のグリーンシープへ。どっかの誰かさんのところでも見たような気がするが、横浜駅前でパブというとここかあそこしかない、という事情があるんである。
飲み物は白穂乃香(しろほのか)というのがあったので一杯目で頼んでみたところ、すっきりして飲みやすかった。美味しかったので最後の一杯もこれで〆た。
開店直後から五〜六時間はいただろうか。女ふたりでコの字型のカウンターに座り、料理もよく判らんのでコースのような適当セットを頼み、ひたすら喋り捲っていた。声が嗄れた。女同士だと根っこが生えるよな。
お店の雰囲気も明るくて、静かすぎずうるさすぎず、気取りすぎず安っぽくもなく、ちょうど落ち着ける感じで居心地が良かった。
恋話やら友達の話やら呪いの話やらに花を咲かせつつ、ふと見たら大画面でプレミアリーグを流していて、一緒にいた友人は実は欧州サッカー好きなのでときどき画面を見ながら楽しそうにしていた。
中合わせで反対側もカウンター席になっていたのだが、そこに座っていたおにーさんにこちらが四杯目を頼んだところで「よく飲むねぇ」と声をかけられた。
次いで、
「大学生?」
「‥‥‥‥。」
ちょっと待ってくれ、それはどんなギャグなのかよく判らんぞ。三十半ばにしてそこまで若く見積られても名誉にゃならんしな。なんていうんですか、こちらとら色気の匂いたつオトナの女だし!(キッパリ)


そんなお約束もありつつ楽しかったので、横浜在住の働く女ふたり、今度から仕事帰りにここでちょっと晩御飯がてら一杯飲むのもいいね、作るの面倒なときもあるしね、と相談を交わしたのであった。ついでに客層も悪くなさそうだし、ここで飲み友達を作るのもアリかもな、と思ったりもした。