やっとデザインカッターを買った

いままで何故かデザインカッターを持っていなかったんである。ちなみにデザインカッターとかアートナイフとかいうのはほぼ同じもののことで、45°〜30°くらいに傾いた刃先がついていて、本体を鉛筆持ちできるので細かい切り抜き作業がしやすいカッターナイフのことである。ペーパークラフトや紙を扱うのが好きなひとなら、まあ必携の道具だ。

そこらへんの文房具店で売ってる市販のモノなら三百円とか四百円程度。精密彫刻刃だの篆刻刃だの買う前に、そういう基本的なものを早く揃えとけよ、と自分でも思わなくもない。だってだいたい普通のカッターで間に合うんだもんよー、と更に自演言い訳。
ゲンノウだのノコギリではそうもいかないが、こういう細かい道具は間に合わせようとすれば意外と間に合ってしまうのがくせものである。それに頻繁に使うなら揃えもするものの、たまにしか趣味を発動しないので代用品でなんとなく何とかなってしまうというのもある。あとニッパーもずっと欲しいと思っているが(爪切りで銅線を切ったら刃毀れした‥‥)、ラジペンですべてを賄えちゃうんだよな。裁縫用の小鋏も星みっつとは言わないから、いい加減に少し良いのが欲しいとずぅっと胸に野望を秘めつつ、買っていない。調味料と同じでこういうのはキリがないのだ。
ところで文房具好きのなかでもひとによって『色鉛筆』『定規』『紙』など好むジャンルの傾向があるが、私は確実に刃物である。万力には萌えないが、カンナにはロマンを感じる。バールのようなものにはあまり興味ないが、チェーンソウにはわくわくする。
何の話をしているのかだんだん判らなくなってきたが、昨日は久しぶりに文房具店へ行って楽しかったんである。