怪しいはてダ隊:新年会オイスターバー

今回は五反田のオイスターバーである。二月だが新年なので豪勢に牡蠣である。風邪なんか吹っ飛ばすほど栄養価の高い海のミルクなんである。
しかしメニューに牡蠣の種類がズラリと並んでいるのだが、正直眺めても何がなにやら判らない。始めはみんなでメニューの上で頭に突き合わせ、どう注文してよいやらとぼんやりする。なんとなく「よく判んないから盛り合わせでいいんじゃね?」ということになり、とりあえず全種類2Pずつの生プレートを頼んでみた。
手に手にレモンを絞り、ちゅるんと口に入れると濃厚な礒の香りが拡がる。いったんスイッチが入ったらそこからはもう、調子に乗って和風焼き牡蠣、マリネ、ウニクリーム、ヴロンのなんだっけ、あとパエリアだのジェノベーゼだの、食べる食べる。その間にワインが三本空いたような気がするが、五人で飲んでいたのでまあそんなものだろう。

途中、持参したリトル・リトル・クトゥルーに表紙を飾った雪狼さんのサインをいただく。非礼にもぶっつけで「絵描いて、絵。ダゴン!」と無理な注文をつけたにもかかわらず、快くささっと描いてくれたのはさすが謎の邪神造型師(意味不明)。ありがとうございました! その場では「これでもう古本屋には売れない」などと冗談を言っていたが、いや、家宝にします。
散々食べ尽くしておそるおそる会計をしてみると、案の定はてダ隊始まって以来の最高金額をマークしていたのであった。新年会でオイスターバーで美味かったんだからしょうがない。これだけ飲み食いすれば満足感も相当である、というくらいには堪能したので、たまにはいいじゃない!
二次会は駅の反対側にあるグラフトンへ。向かう途中、もちろん道に迷った。灸洞さんのぐーぐるさんに導かれ、なんとか裏道にある店へ辿り着いたら、ワールドカップのアジア予選だとかでお店は大盛況。立ち席になんとか潜り込むと、そこはサッカーを中継している大画面の真ん前だった。折りしも0-0で迎えた後半の途中である。ふと見渡すと周りのお客さんは真剣に画面に見入っている。私は普段はまったくスポーツ観戦しないのだが、なんとなく店内の張り詰めた空気につられて、気付くと画面を見ながら「おー!」とか「あー!」とか唸っていたのであった。
そんなこんなで初めましての方もいたのだけど、例によってゆるゆるなのであんまし気にせずというか気にしなさすぎな感も否めないくらい適当に楽しく過ごしたのであった。次は花見でジンギスカンらしい。
画像はデンワが見つかったら後日。

Tokyo Oyster Bar
アイリッシュ パブ・バー The Grafton