やさぐれ

内部監査で年下の同僚がきゅうきゅう絞られているのを背中で聞きながら、真面目に仕事をする振りをする。理想論的な心構えを説く声に、やれやれ、本当にそう思ってるんだろうかと不思議な気分になる。
信ずるものは救われる。
この温度差は世代による違いなのだろうか。夢や希望を追い続け挫かれ続けた疲れがそう思わせるのか。
いまの会社に限らず、文句はやってから言えとよく言われたけども、やってないという前提で話されるのが不思議で仕方ない。やってるじゃないかと反論すると、ぐっと詰まるくせに、まだ足りないと言い返される。
言葉遊びや売り言葉に買い言葉はどうでもいいよ。
つまり初めから何も見てないのだ。弱いもの苛めをしたいだけというより、苛めているという自覚すらないのだ。何も見えてないものだから相手が本当に『弱いもの』なのかどうかすら、見分けがついていない。ただ勝手な思い込みを根拠に下に見ていた者に歯向われることに違和感を持ち、居心地が悪いだけなんだろうな。全然自分の頭を使っていないし、なにかを解決しようという気は露ほどもない。ただ人を踏みつけることで優位に立ちたいだけなのだね。人間なんて多かれ少なかれそんなもんだがね。
話がズレたが、内部監査について批判したいわけではなくて、それはシステムだから別にいいんだけどな。仕事で疲れるとこういう愚痴が出るのだ。今日は早く帰るぞー。おー。