映画:トランスフォーマー/リベンジ(監督:マイケル・ベイ)

オートボットたちとの死闘の末に、宇宙へ逃走した悪の金属生命体ディセプティコン。新たな仲間を引き連れ、再度地球へやってきた!オートボットディセプティコンの、新たなる闘いが始まる。

この映画でおさえておくべきことは、

  1. オートボット=味方 v.s. ディセプティコン=敵

ということだけである。こまけーことはどーでもいいんだよ!
1作目よりアクションも俳優陣のコントもキレが良くなっていた。2作目にしてなにか吹っ切れてエンジンがかかったんだろうか。
ストーリーは前回やったドンパチから何年か後(二年くらい?)で、エイリアンであるオートボットは存在そのものが国家機密ながら、コンボイ‥‥じゃなくてオプティマス・プライムたちはアメリカ政府と協力してディセプティコンの残党叩きをして過ごしているのだった。一方、前作で出てきたキューブに、オーバーテクノロジーの叡智(宇宙人の歴史や知恵)が人智を超えた方法で隠されていたんだね。サムはお約束で運命の少年だから、それを持ってたときによく判らないハイパー技術で本人も知らないうちに記憶させられてたんだね! 今回の秘密の道具を探すのにその記憶が必要になり、サムは再びディセプティコンに狙われることになるわけだ。
今回は敵方で動物型のかっちょいいロボットも出てきて、おお、ゴライオンかライガー。ネコ科型だがまん丸のとは違う。他にも工事車両が数台合体するデカいのからパチンコ玉級の極小のまで各種取り揃えた大盤振る舞いである。
他に米軍全面協力による各種の戦闘機や無人偵察機、戦車や艦載兵器などが大活躍。海中に折れた空母が沈んでいく美麗な映像。宇宙空間から眺める地球。ロボット同士の壮絶な絡みのスローモーション(贅沢をいえばもちっと引きの映像だと嬉しかったが)。美しい変形。戦場の砂ぼこり。その上、ミカエラ役のミーガン・フォックスは無駄にセクシーだわ、お母さんはアレだわ、それを上手く扱うお父さんもイカし(レ)てるわ、米軍コンビもセクター7のシモンズも健在だわ、小ネタもてんこ盛りで観ているうちに『なんでこいつらこんなに必死なんだっけ?』とストーリーなんかどうでもよくなってくる。
夢のような『男の子映画』である。